人気風水師が選ぶ「日本の金運パワースポット」

 

運をアップさせるのに最も簡単で即効性があるのが方位。九星気学による星によって、良い方角(吉方・きっぽう)は毎月変わります。同じ旅行をするのでも、方位と距離によって運勢に差が! 正しい知識と行動で面白いように仕事もお金も回り出す。その具体的な方法とは? All About・北海道ガイドで風水師として活躍する大谷修一さんにおうかがいしました!

 



■地球ツボ「龍穴」にパワーが滞留している

 


東洋医学の鍼灸や指圧には経絡という概念があります。経絡は生体エネルギーすなわち「気」が流れていて、その流れのところどころに経穴と呼ばれるツボがあります。

地球も一つの生命体として考えるならば、やはり同じように気が流れている。これを中国の風水では「龍脈(りゅうみゃく)」と呼ぶのですが、そのところどころに龍が休む=エネルギーがたまる場所があります。これを「龍穴(りゅうけつ)」と称し、経穴と同じように大地のツボとされています。

パワースポットとは良いエネルギーが集結している場所ですが、この龍穴こそ良いエネルギーが滞在するゾーン。そこに行くだけでエネルギーをもらうことができるのです。

じつは京都は風水的にみると非常に気の力が満ちているスポット。というのも北に北山、東に比叡山、西は嵐山と山があって3方向がブロックされ、エネルギーが満ちやすい地形なのです。

1000年間続く都を作ろうと、当時の陰陽師たちが方位や地形を調べ上げた結果、もっともよいとされた場所が京都。ですから日本有数のパワースポットであることに間違いはありません。

パワースポットを訪ねることで自分の直感力が高まったりやる気が出たりします。その結果、仕事や対人関係がスムーズに運び、結果的に金運につながってくる。方位自体も大事ですが、このようなエネルギーの強い場所を訪れることも大事。特に旅先ではふだんなかなか訪れないパワースポットをできるだけまわることをお勧めします。

■金運アップのエネルギーがチャージできるスポットを訪ねよう!

 


日本の国内のパワースポットは京都をはじめいくつかありますが、とくにパワーが強いと思う場所を挙げてみましょう。まずは私が現在住んでいる北海道はパワースポットの宝庫と言ってもいい。

まず意外なパワースポットが札幌です。羊蹄山から流れる二つの龍脈が北海道神社の開拓神社で合流。そこで合体した強大な龍脈が札幌市内に流れ込んでいます。京都と同じように札幌の街自体が巨大なパワースポット……というより「パワーゾーン」です。

あとは知床五湖。知床連山を背景にエネルギーを溜め込んだ湖の周りを散策するだけでパワーがみなぎります。ちなみに水のある場所というのは基本的にエネルギーが滞留しやすい場所とされています。その意味で洞爺湖や阿寒湖のヤイタイ島などもパワーが満ちている場所。

ヤイタイ島は湖の真ん中に浮かぶ小さな島で、なかなか旅行者はいけないのですが、島に上陸するととても気分が晴れやかになり、エネルギーに満ちていてピリピリと全身に感じることができるほどです。

パワースポットで良い気を取り入れれば、まず体調や気分がよくなります。そしてなぜか笑顔が自然にあふれて、人間関係も良くなる。それが運やツキを呼び込むことにつながっていきます。

金運という意味で非常に強力なスポットの一つが宮城県石巻の金華山。洋上に浮かぶ小さな島ですが、島全体が黄金山神社の神域となっています。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられ、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあるほどです。

いずれにしても金運アップの力が強いのは、弁財天(弁天様)や竜神信仰、蛇亀様を祭る場所とされます。そのような場所を中心に周るのも金運アップには効果があるでしょう。

ただし、その際に注意することがあります。「お金持ちになりたい」「お金がほしい」とストレートにお金のことばかりお願いしないこと。お金に執着があるとむしろ金運は逃げていくのです。

そうではなくてただ自分の気持ちを整理したり調整したりする気持ちで淡々とお祈りをする。すると自然に気のパワーが身について、良い方向に向かっていきます。さらに家族の幸せや周りの人のことをお祈りする。

自分のことばかりをお願いするガツガツした態度を神様は最も嫌われるのです。いずれにしてもサラリと何気ない感じで、粛々とお祈りするのが神様仏様に対する向き合い方の基本姿勢だと考えてください。

All About