宝くじで830億円を得た女性「職場には戻らない」

巨額の賞金が当たる全米規模の宝くじ「パワーボール」で約7億5870万ドル(約830億円)の大当たりを出した東部マサチューセッツ州の医療機関に勤務する女性メービス・ワンジクさん(53)が24日、同州ボストン郊外で記者会見し「うれしい。もう(職場に)戻らないと電話した」と笑顔で明かした。

 米メディアによると、賞金額としては2016年1月に出た約16億ドルに次ぐ史上2番目の高額。1人に対する北米の宝くじの賞金額としては今回が過去最高額となる。

 ワンジクさんは「かないそうもない夢を抱いていたけど、ついにかなった。まずはくつろいでゆっくりしたい」と語った。

 パワーボールは計6個の数字の組み合わせを選んで購入する宝くじで、ワンジクさんは家族の誕生日や、自身がラッキーナンバーとしている4の組み合わせを選んだという。

 全てを当てるジャックポットの確率は約2億9200万分の1とされる。大当たりが出なければ賞金は次回に積み増され、次第に巨額に膨れ上がる仕組みとなっている。(共同)