宝くじのネット販売拡充 24日から、カード決済も

 

総務省は23日、宝くじのインターネット販売を24日から拡充すると発表した。クレジットカード決済を可能にするほか、購入できるくじの種類を増やす。利便性向上により、若年層を中心とした新たな顧客を取り込み、地方自治体の財源になる宝くじの売り上げ増加につなげたい考えだ。

発売団体が運営する「

宝くじ公式サイト」で会員登録すると、スクラッチを除く全てのくじがネットで購入でき、カード決済が可能になる。当せん金は指定口座に自動で振り込まれる。利用額に応じ次回以降の宝くじ購入に使えるポイントも付く。来年4月までに会員数50万人を目指す。20歳未満の登録はできない。

 

これまでは、数字を選ぶロトとナンバーズ、ジャンボ宝くじなど一部のくじだけが銀行のサイトで購入でき、決済は口座引き落としに限定されていた。

 

宝くじの販売額は2005年度の1兆1047億円をピークに減少傾向で、17年度は7866億円。総務省は「toto」などスポーツ振興くじはクレジット決済が可能な一方、宝くじはほとんどを対面で販売していることが要因の一つとみている。

 

宝くじは都道府県と政令指定都市が発売。当せん金と販売経費を差し引いた収益が自治体に配分されている。〔共同〕

 

2018.10.25  日経

 

『年末ジャンボ宝くじ』当せん番号決定 2017.12.31

 

年末恒例となる『年末ジャンボ宝くじ』(第731回全国自治宝くじ)、『年末ジャンボミニ』(第732回全国自治宝くじ)、『年末ジャンボプチ700万円』(第733回全国自治宝くじ)の抽せん会が31日、東京オペラシティで行われ、当せん番号が決まった。今年は1等賞金が7億円。1等の前後賞が各1億5000万円で、1等・前後賞合わせて10億円となる。支払期間は2018年1月5日から2019年1月4日まで。


 今回の『年末ジャンボ宝くじ』は、1等7億円が25本、前後賞1億5000万円が50本、2等1000万円が500本、3等100万円が5000本。『年末ジャンボミニ』では、1等5000万円が105本、2等1000万円が150本。『年末ジャンボプチ700万円』では、1等700万円が1000本、2等10万円が3万本。

 この日の抽せん会には、小池百合子都知事、野田聖子総務大臣、指揮者の西本智美、ヴァイオリニストの宮本笑里が参加。進行は、辻よしなり、宝くじ「幸運の女神」の上野貴穂さん、栗原有紗さん、蓬田みなみさんが務めた。

◇年末ジャンボ宝くじ
当せん番号は以下の通り。

【1等 7億円】165組186859
【前後賞 1億5000万円】1等の前後の番号
【組違い賞 30万円】1等の組違いの同番号
【2等 1000万円】組下1ケタ4組133153
【3等 100万円】各組共通194314
【4等 10万円】各組共通184793/152618/144606/145961/100987/188864/193880
【5等 1万円】下3ケタ973
【6等 3000円】下2ケタ57
【7等 300円】下1ケタ5

◇年末ジャンボミニ
当せん番号は以下の通り。

【1等 5000万円】52組117905/48組151439/29組162080/05組186502/38組182778/24組133131/85組154734
【前後賞 1000万円】1等の前後の番号
【2等 1000万円】組下1ケタ0組129592
【3等 100万円】各組共通147945
【4等 10万円】下4ケタ3741
【5等 1万円】下3ケタ527
【6等 3000円】下2ケタ87
【7等 300円】下1ケタ2

◇年末ジャンボプチ700万円
当せん番号は以下の通り。

【1等 700万円】各組共通135996
【2等 10万円】下4ケタ3813/9220/9890
【3等 1万円】下3ケタ247/758
【4等 300円】下1ケタ7

 

年末ジャンボ宝くじ 風水師が教える金運最高日は12/3午前

   

  

 

ジャンボ宝くじ史上最高額タイの1等・前後賞合わせて10億円が当たる年末ジャンボ宝くじの発売が、11月27日にスタートした。

 

 同時発売の『年末ジャンボミニ』(1等・前後賞合わせて7000万円)、『年末ジャンボプチ700万』(1等700万円)を合わせると、10万円以上の当せん本数は昨年に比べて約6倍の9万3000本超え。幸運の大きさも多さも史上最高級、今年最後の大勝負だ。

 

 昨年の年末ジャンボでは、西銀座チャンスセンター(東京都中央区)や名駅前チャンスセンター(愛知県名古屋市)、大阪駅前第4ビル特設売場(大阪市北区)といった有名売り場に負けず劣らず、北海道札幌市の大通地下チャンスセンターと桑園イオンチャンスセンターや、島根県大田市の珈琲館スピンといった地方の売り場からも1等当せんが飛び出し、今年も高額当せんのチャンスは誰の目の前にもぶら下がっている。

 

 売り場選びと同様、重要になってくるのが、宝くじ購入のタイミング。そこで本誌おなじみ風水師の伊藤夢海さんに、年末ジャンボの「買い!」なベストタイミングを教えてもらった。

 

「なんといってもおすすめは、12月3日です。その日は、今年6回しかない『天赦日』。天が万物の罪を赦す日とされ、最上の大吉日です」(伊藤さん。以下、「」内同)

 

 六曜で「先勝」に当たるこの日は、勝負のタイミングは午前中。朝いちばんすっきりした気分で売り場に並ぶと効果倍増だ。

 

 続いては12月1日。この日は「一粒万倍日」と「大安」が重なる。

「昔は種まきに適した日とされ、“一粒の籾が万倍もの稲穂に実る”ということから転じて、お金を増やすのにもってこい。

 

 宝くじの購入に加え、身のまわりのものを新調したり、新しく趣味や習い事を始めることで、さらに運気をあげることができます」

 

 意外な狙い目は、「新月」のパワーが得られる12月18日。

「新月の夜はお月様を肉眼で見ることはできませんが、満月への“スタート地点”である新月は、物事の始まりや金運上昇のエネルギーが集まる日です。夕方以降、日が沈んでから売り場に向かうのもいいでしょう」

 

 他にも12月8日の正午、12月17日の午後も狙い目だという。だが、せっかくの金運最高日に購入に向かっても、幸運のパワーを捨ててしまうような行動はいただけない。

 

「今年は九星気学で『一白水星』の年。水の気であり、キッチンなど水回りをきれいにして購入に行くといいでしょう。ペットボトルでお水を持って行くのも忘れずに」

 

 さらに、今年ならではのオススメ購入法も教えてくれた。

 

「今年の干支は酉です。鳥が卵を1つずつ大事に産むように、1度にたくさんの成果を求めてはいけません。連番で購入するのは前後賞も狙える買い方ですが、今回の年末ジャンボではグッと堪えて、バラで購入するのが高額当せんに近づく秘訣です」

 勝負は間もなく。今年最後の日を、最高の結果で締めくくるために、チャンスは逃すな!

 

 

※女性セブン2017年11月30日・12月7日号

ハロウィンジャンボ 注目「大当たり売り場」の新常識

 

2017年は日本の宝くじにとって激変の年となった。10月末まで販売される「ハロウィンジャンボ」を巡っても、全国の売り場で“ツキの地殻変動”が起きているようだ。

 

 

 対立構図が目まぐるしく変わる総選挙の公示翌日に、「ハロウィンジャンボ」(1等・前後賞合わせて5億円=1等10本)が発売された。従来の「オータムジャンボ」が今年から名称変更でリニューアルされたのだ。

 ハロウィンジャンボ誕生のほかにも、今年は「ロト6」と「ロト7」のキャリーオーバー発生時の1等最高当せん金がそれぞれ2億円増額され、新しい数字選択式宝くじ「ビンゴ5」がスタート。サマージャンボでは初めて神宮外苑花火大会で抽せん会が開催された。

 

「今年のジャンボ高額当せんは“リセット”をテーマに見ると面白い」と語るのは、“山ちゃん”の愛称で知られる宝くじ研究家・山口旦訓氏だ。政局や国際情勢と同様に、ツキを掴める売り場も激変しているというのだ。山ちゃんに独自の視点から注目の売り場を挙げてもらった。

 

 

◆千葉 社長が「代替わり」した途端1等7億が出た!

 

 今年のサマージャンボで1等前後賞7億円を出した「宝くじロトハウスJR千葉駅前店」。親会社の社長が4代目に交代した直後の当せんだった。今井哲正店長が興奮気味に話す。

「社長が交代した途端に1等が出たのだから驚きますよ。系列の他の売り場でも高額当せんが出ており、4代目が福を運んでくれたんじゃないかと思っています。4代目は30年以上、宝くじの販売に携わってきた大先輩。長年の地道な努力が幸運を呼んでいるのでしょう」

 

 

◆愛知 「再開発」で開運! 移転まで日本一を守る

 

 ジャンボ宝くじは最近、1等当せん金額の高額化に伴い気になる変化が起きている。年末ジャンボの場合は、1等が出る単位(ユニット)の枚数が増え、当せん確率が下がった。そのほかのジャンボでは2等以下の当せん金額が下がり、『億当たり』の本数が減少したため、いまは大型有名店でも超高額当せんを出し続けるのは難しい。

 

そんな状況で『億当たり』となるジャンボ1等を出し続けているのがJR名古屋駅前の「名駅前チャンスセンター」。昨年の年末ジャンボから今年のサマージャンボまで4連続で1等前後賞の大当たりを出している唯一の“10割バッター売り場”なのだ。井筒弘店長は「地元の白龍神社のご利益に違いない」と話す。

 

「昨年の年末ジャンボの発売前日に白龍神社に当せん祈願に行きました。“願い事をしながら石を持ち上げると願いがかなう”という願かけ通りに、1等前後賞を出し続けているんです」

 名古屋駅前は27年のリニア中央新幹線の開業に合わせて再開発が行なわれる。

「いずれこの売り場も移転することになりますが、この場所で残りのジャンボでも1等を出し続けます」(井筒店長)

 

 

 

◆福岡 「世界遺産登録」で宝物の神秘をツキに

 

 宝くじファンの間では「世界遺産に登録された地域でジャンボの高額当せんが出る」という法則が定着しているが、そこに新たな売り場が加わった。今年7月、日本で21番目の世界遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の位置する福岡県宗像市の「宗像サンリブチャンスセンター」だ。

 

「世界遺産に正式推薦された2016年に『サマージャンボミニ』で1等7000万円が出て、2017年の世界遺産登録決定の際は『サマージャンボミニ』で再び1等1億円が出ました。

 

 宗像には4か所の売り場があって、他の小さな売り場でも100万円以上の当たりが続出しています。沖ノ島は“海の正倉院”と呼ばれるほど宝物が多く出土しています。そんなことも関係しているのではないでしょうか」(斎藤基店長)

 

 

 

◆神奈川 「移転」をチャンスに高額当せん!

 

 JR横浜駅地下街の一角にある「横浜ダイヤモンドチャンスセンター」は、2020年の東京五輪に向けた再開発に伴い3回も売り場が移転した。そのたびに高額当せんを出し、今年のドリームジャンボでも1等前後賞7億円を出している。

 

 ツキを掴めるのはどんな売り場だろうか。山ちゃんは、運を呼び込む店には共通点があるという。

 

「宝くじを買いに来てくれるお客さんのためにゲン担ぎをしたり、販売員が神社に参拝したり、開運グッズを揃える。そんな努力をする売り場が運を呼ぶんです。売る側も、買う側も楽しむ。そういう売り場は繁盛し、ツキを持ったお客さんを呼び寄せます」

 

 宝くじは当たるものではなく、当てるもの。ここに挙げたエピソードやアドバイスを参考に、変革の波に乗ってみたい。

 

※週刊ポスト2017年10月27日号

ハロウィンジャンボ宝くじ発売開始 オータムから名称変更

 

 ハロウィンジャンボ宝くじが11日朝、全国で発売を開始した。2001年から発売を開始しているオータムジャンボ宝くじから名称を変更してから初めての発売に東京・西銀座チャンスセンターには長蛇の列ができた。                

 


 今年度から年に5回発売されるジャンボ宝くじのうち、秋に発売される「オータム」が「ハロウィン」に、2月ごろ発売の「グリーン」が「バレンタイン」に変更となった。「わくわくドキドキ、ハロウィンジャンボで夢をかなえよう!」を商品コンセプトに、CMを始めとした広告、宝くじ売り場の装飾、抽せん会まで全て「ハロウィン」をイメージしたものとなる。

 さらに、22日に開催される来場者10万人を見込む大型ハロウィンイベント『ROPPONGI HALLOWEEN“JUNBO”』にハロウィンジャンボが協賛。イベントを盛り上げるなど徹底的にハロウィンを意識している。

 名称が変わる「ハロウィン」「バレンタイン」ほか、「ドリーム」「サマー」「年末」の名称は変わらずにそのまま。31日までの発売。1等、前後賞合わせて5億円となっている。また、1万円のハロウィン賞も新たに登場した。                  

                

全ての宝くじ、ネット販売へ…売り上げ増に期待

 

全ての宝くじ、ネット販売へ…売り上げ増に期待

(写真:読売新聞)

 

 

 総務省は、2018年度から全ての宝くじにインターネット販売を拡大する方向で検討に入った。

 宝くじは地方自治体の公共事業や福祉施策などの主要財源となっており、購入しやすい環境を整えることで売り上げを伸ばし、地域財源の安定化につなげたい考えだ。

 宝くじは、総務相の許可を得て、都道府県と20政令市が販売しており、販売総額のうち、当選金や経費を除いた約4割が収益金として自治体に納められ、少子高齢化や防災対策、公園の整備などに充てられている。店頭窓口、現金自動預け払い機(ATM)のほか、ネット販売で購入できる。

 しかし、発売実績額は05年度の1兆1047億円をピークに、12年度以降5年連続で1兆円を下回り、16年度8452億円まで落ち込んだ。

 

 

宝くじで830億円を得た女性「職場には戻らない」

巨額の賞金が当たる全米規模の宝くじ「パワーボール」で約7億5870万ドル(約830億円)の大当たりを出した東部マサチューセッツ州の医療機関に勤務する女性メービス・ワンジクさん(53)が24日、同州ボストン郊外で記者会見し「うれしい。もう(職場に)戻らないと電話した」と笑顔で明かした。

 米メディアによると、賞金額としては2016年1月に出た約16億ドルに次ぐ史上2番目の高額。1人に対する北米の宝くじの賞金額としては今回が過去最高額となる。

 ワンジクさんは「かないそうもない夢を抱いていたけど、ついにかなった。まずはくつろいでゆっくりしたい」と語った。

 パワーボールは計6個の数字の組み合わせを選んで購入する宝くじで、ワンジクさんは家族の誕生日や、自身がラッキーナンバーとしている4の組み合わせを選んだという。

 全てを当てるジャックポットの確率は約2億9200万分の1とされる。大当たりが出なければ賞金は次回に積み増され、次第に巨額に膨れ上がる仕組みとなっている。(共同)

 

宝くじで3億円当選 強運をつかんだ派遣社員の末路

 

人生は選択の連続です。たった一つの選択が、その後の人生を大きく左右することも。私たちがつい魅力的に感じてしまう「3つの選択」について、お金のプロであるセゾン投信社長の中野晴啓さんにインタビューを敢行しました。 「専業主婦」に続いて、第2回の今回は「宝くじ」についてお聞きしました。聞き手は、働く女性のマネー事情に詳しいFPの高山一恵さんです。


●当選でお金、友人、仕事、すべてを失う危険性も

高山さん(以下、敬称略):今回は、「宝くじ」についてお聞きしたいと思います。宝くじで一獲千金を夢みている人は少なくないと思いますが、中野さんは、宝くじを買ったことはありますか?

中野さん(以下、敬称略):僕は、一度も宝くじを買ったことはありません。高額当選すると、不幸のもとになるというのが僕の持論です。

高山:実は以前、宝くじで3億円当たったというお客様が相談に来ました。その方は30代の派遣社員の女性だったのですが、それまで月収20万円で堅実に暮らしていたのに、3億円当たってから、仕事もさぼりがちになったり、ブランドものを買いまくったり、高級マンションを買ったりして、生活ががらりと変わってしまいました。

中野:想像がつきます。大金を持つと、ほとんどの人が彼女のように変わってしまうのではないでしょうか。その方は、その後どうなりましたか?

高山:3億円が当たったことで、周囲に高飛車な態度を取るようになって、彼女から友人も離れていき、家族からも孤立してしまったようです。仕事も辞めてしまって、買い物三昧でお金も使い果たしてしまったようで……。最近は、彼女と連絡が取れなくなってしまいました……。

中野:宝くじが当たったときに、お金の使い方が絶対に変わらないという自信があるなら買ってもいいと思いますけど、多くの人が無理でしょうね。

よいことがあれば、それだけ悪いことがあるのが世の法則!

高山:もし、中野さんが宝くじで3億円当たったらどうしますか?

中野:僕は全額寄付しますよ。自分が変わってしまうのは嫌ですからね。世の中は「中立」で成り立っていると思っているんですよ。良いことがあれば、それだけ悪いことがあって、それで人生バランスを取るんだと思うんです。3億円も当たったら、その分、ものすごく大きな悪いことが起きると感じてしまうのです。

高山:なるほど。それなら、むしろ当たらない方がいいですね。

中野:先ほどの、高山さんのお客さんがいい例じゃないですか。人生は帳尻が合うようにできていると思うので、少しよいことがあって、少し悪いことがあってバランスを取るほうが生きやすいですよ。

●宝くじは一番割にあわないギャンブル

高山:当たった時の心配はさておき、そもそも宝くじって当たらないですよね……?

中野:そこですよ(笑)。皆さん、ギャンブルの「控除率」ってわかりますか? 控除率というのは、 宝くじや競馬、パチンコなどの主催者(胴元)の取り分のことです。宝くじの控除率は55%もあるって知っていましたか?

高山:55%もですか! 最初から主催者の都道府県や政令指定都市に半分以上、持っていかれてるということですね。

中野:はい。この控除率は、競馬だと25%くらい、パチンコは10%くらいですよ。ギャンブルを推奨するわけではありませんが、控除率だけみれば、宝くじよりも、競馬やパチンコをやるほうがまだいいですよ。それに、競馬やパチンコは分析をしたり、経験を積んだりすることで勝てる確率が上がっていきますが、宝くじは、基本的に攻略法はありません。当たりやすいといわれている売り場で買おうが、高額当選する確率はほぼゼロです。

高山:そもそも負けるのが分かっていて買うのは、人間の射幸心ですね。

中野:射幸心で宝くじを買えば買うほど、お金を失うだけですからね。

 

 

宝くじは貧者の税金

高山:中野さんのお話を聞けば聞くほど、宝くじって当たっても当たらなくても得することはないですね。

中野:皆さんが、お金を増やしたいと考えるとき、最初から絶対にもうからないと分かっている商品に投資しますか? 全員が拒絶しますよね。宝くじを買うということは、こういうことなんですよ。そして、最初から主催者に取り分を半分以上持っていかれている。

高山:手数料の高い商品を買うのと同じですね。

中野:その通りです。そして、さっきお話ししたように、宝くじの主催者は、都道府県や政令指定都市です。宝くじの収益金は、主催者である都道府県や政令指定都市の収入になります。この収入は公共事業などに使われているようですが、つまり、これらの自治体にとっては、宝くじの収益金は、税金が入るのと同じなのです。

高山:だから、宝くじは「貧者の税金」と呼ばれるんですね。

中野:合理性を理解している本当のお金持ちたちは、宝くじを買いませんからね。皆さんも割に合わない運試しはすぐにやめて、もっと有効にお金を使うべきですね。

<プロフィール>
セゾン投信社長
中野晴啓(なかの・はるひろ)さん
1987年クレディセゾン入社。セゾングループ内で投資顧問事業を立ち上げ運用責任者として資金運用等を手がける。2006年セゾン投信を設立。公益財団法人セゾン文化財団理事、一般社団法人投資信託協会理事。全国各地で年間150回講演やセミナーを開催。著書に「個人型確定拠出年金iDeCoで選ぶべきこの7本!」(ビジネス社)、「お金のウソ」(ダイヤモンド社)など多数


Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
高山一恵(たかやま・かずえ)さん
2005年に女性向けFPオフィス、エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めた後、現職へ。女性と女性FPのマッチングメディア「FP Cafe」を運営。全国での講演活動、執筆・相談業務を通じて、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書に「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)、「一番わかる 確定拠出年金の基本のき」 (スタンダーズ)」など多数

宝くじで1億円当たった人の末路

 

この記事は、書籍「宝くじで1億円当たった人の末路」の一部を抜粋しました。日経ビジネスオンラインの好評記事を1冊の書籍にまとめて、発売3カ月で8万部を突破した人気書籍の世界。今回は、書籍のタイトルでもある「宝くじで1億円当たった人の末路」について、マネーの専門家・マネーフォワード取締役の瀧俊雄氏に話を聞きました。(聞き手は日経ビジネス編集部の鈴木信行)


 7億円もの1等賞金を巡り、毎年暮れに盛り上がる年末ジャンボ宝くじ。だが、この本を読んでいる多くの人が、投資金額の回収すらままならない状況にあるのは想像に難くない。それもそのはず、物の本によれば、年末ジャンボ宝くじで1等が当選する確率はおよそ1000万分の1以下。つまり、一生買い続けてもほとんどの人は当たらない。それが宝くじというものなのだ。
 それでも、「人生は何があるか分からない。現実に毎年当選している人が存在する以上、もしかしたら自分にも奇跡が起きるかも……」と妄想をしてしまうのが人間。だからこそ宝くじビジネスが成り立っている。
 だが、ここに、「宝くじは当たったら当たったで、ろくなことにならない」と公言するマネーの専門家がいる。大金を手にしたのにろくなことにならないとは、一体どういうことなのか。マネーの専門家、マネーフォワード取締役の瀧 俊雄氏に聞く。



―― 7億円とは言いません。1億円でも当たれば、人生が変わる気がするんですが。

瀧: 宝くじの当選金が払い戻される際、銀行から高額当選者に『【その日】から読む本』という冊子が渡されます。中には、「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先すること」などが書かれています。そういう冊子が配られること自体、宝くじが当たった瞬間に舞い上がってしまい、家庭内トラブルを巻き起こしたり、一度に大金を手にしたが故に身を滅ぼしたりするケースが少なからず存在する証拠だと思います。

―― どういう悲劇のパターンがあるのでしょうか。

瀧: まずポピュラーなのは、家族・親族内トラブルだと聞きます。例えば、宝くじを当てると家族はもちろん、それまで縁遠かった親族までが直接・間接的に“おすそわけ”を要求してくる。家族の間でも、お金以外の話題が食卓の会話に出なくなる。

 

■「当たったらどう使う?」 家族で大喧嘩した思い出

―― 運が悪ければ、「一家離散」のきっかけにすらなりかねない、と。でも、なんか分かります。「もし宝くじが当たったらどうする」という話を家族でしていて大喧嘩に発展したことってありませんか。

瀧: シミュレーションでさえそうなのだから、実際にお金が入ってくると、入念な準備がないとトラブルは必至です。

―― でも、当てた人が、家族にも親族にも黙っていたら無用なトラブルは起きないのでは? たんす預金や海外の金融機関に預けて少しずつ使えば親族にも近所にもばれない。盗難や、税務署に痛くない腹を探られるリスクは置いておくとして。

瀧: 現実には、当たる前は「黙っていよう」と思っていても、多くの人はばれてしまいます。我慢し切れずに自らカミングアウトする人もいるし、隠そうとしてもついつい生活が派手になり周囲に隠し切れなくなる人もいるようです。

―― なるほど。

瀧: 人間の浪費というものは一回始まるとなかなか止まらないものなんですね。普段、2000円の寿司を食べている人が、宝くじが当たって「自分へのご褒美」などといって1万円の寿司を食べたとしましょう。ところが美味しいものを食べた時に出る脳内麻薬は、寿司の金額が5倍になっても、比例して5倍になることはありません。「あれ、おかしいな。じゃあ3万円はどうだろう」と、すぐエスカレートしてしまいます。クルマ、旅行、宝飾品……。浪費はどんどん膨れ上がり、周囲からすぐに「何かあったな」と勘繰られるようになるはずです。

―― 「そんなことには絶対にならない。自分は鉄の意志で自制心を失わない」と思っている読者もたくさんいると思いますが。

■「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ない


瀧: そう思っている人ほど、危ない。企業側も「急に資産を築いた人」の財布を開くためのマーケティングは研究し尽くしています。ただでさえ、人は「不慣れな金額の取引」は金銭感覚が麻痺して失敗しやすいものなんです。普段800円のランチを食べている人が、別の店に行ってランチが1150円だったらどうします。

―― 慎重にメニューを吟味します。

瀧: でも5000万円で家を買う時、70万円追加すれば、より生活が快適になるオプションが付きますよと言われたら。

―― 「そりゃもう5000万円払うんですから、70万円なんて大した金額ではない」などと思う人もいるでしょうね。

瀧: そうですよね。でも、金額的には、その意思決定はランチの2000倍、吟味すべき対象なんです。それくらい、不慣れな取引ではいい加減な意思決定をしてしまいがちなんです。
 超高級宝飾店で買い物をすれば、豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。行けばVIPルームに通される。この“あなただけ感”“エクスクルーシブ感”に堪えられる人は多くないですし、一度味わうとそんな生活を諦めることはより難しくなります。「急な富裕化」というのはそのぐらい危険なことで、例えば米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は5年以内に破産しているというデータもあります。

―― 宝くじが当たった結果、固定費が上がって「かえって貧困化」しかねない、というわけですか。だったら、いっそのこと1億円持って引きこもったらどうでしょう。金庫に現金を入れて、仕事はせず、高級品は一切買わず、旅行もしない……。

瀧: そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりすれば、事態は一段と深刻になります。まずこれまでも話したように、1億円は使い始めると想像以上の速さで減っていってしまう。

 それに、労働が私たちに提供してくれているものはお金だけじゃないんです。啓蒙主義を代表するフランスの哲学者、ヴォルテールは、かつて「労働は我々を3つの大きな悪から逃れしめる」と言いました。退屈、悪徳、欲求です。

―― 後の2つは分かりますが、最初は退屈ですか。

瀧: そのくらい退屈というのは人生にとって辛いものなんです。宝くじを当てて仕事を辞めてしまえば毎日、その退屈と向き合わねばならなくなる。

―― そういや、富裕層の取材などをしていると、「お金を貯めようと必死になっている時は楽しかったのに、いざ、一生かけても使い切れないお金を手にしてしまうとつまんない」といった話をこっそり聞かされます。なるほど、宝くじは「人生のやる気を失う」ことにもつながりかねないわけですか。ならば、起業は? 起業なら暇にはならない。

 

 

■人は不労所得を得ると冷静ではいられない。いわんや1億円をや

瀧: 宝くじで得た資金で事業を始めるなんて最もハイリスクな選択です。飲食店に行っても3億円分は一生かけても食べ切れない。でも、誤った経営によって3億円を失うのは容易にあり得ることです。
 晴耕雨読の日々を過ごすのも、起業で第2の人生にトライするのも、それ自体は全く悪いことではない。でもそのためには入念な準備が必要で、宝くじの当選をきっかけに始めることではありません。早期退職も起業も、冷静な判断と緻密なプランが欠かせないんです。でも、人はたとえ少額でも、急に不労所得を得ると冷静ではいられない。身に覚えはありませんか。

―― なら、結局、宝くじで1億円当てちゃったらどうすればいいんでしょうか。

瀧: まず親族内トラブルを回避するため、税理士、弁護士に相談しましょう。次に、複数の金融機関に相談し、信頼できるファイナンシャルプランナーを見つけて一緒に資金プランを立て、今の生活を変えないことです。もちろん仕事を辞めてはいけません。人との付き合い方も変えてはいけません。この部分さえしっかり押さえておけば、宝くじが当たってもまず大丈夫です。

―― せっかく宝くじが当たったのに、ものすごく夢がない気がするんですが……。

瀧: そんな皆さんにぜひお聞かせしたいのが古典落語の『芝浜』です。大体こんな話です。魚屋の勝は、仕事のスキルは高いものの大の酒好きで失敗続き。そんな彼がある時、浜辺で財布を拾います。中にはとんでもない大金が入っていました。「これで一生遊んで暮らせる」。テンションが上がった勝は、仲間といつも以上のドンちゃん騒ぎを始めます。
 ところが翌日目覚めると、肝心の財布がありません。女房に聞いてもそんなものは知らないという。

―― あーあ。せっかく宝くじが当たったようなものなのに。

瀧: ところが勝は、ここで一念発起します。「こんな夢を見るのは楽をして、あぶく銭を手に入れようなどと不埒なことを思っているからだ」と反省したんですね。以来、酒を断ち、身を粉にして働き、気がつけば商売は大繁盛。安定した生活を手に入れることができました。
 そしてある日、勝はこれまでの苦労をねぎらい、ありがとうと妻に頭を下げます。ここで、妻は意外な告白を始めます。妻はあの日、夫が拾ってきた大金を見て、発覚すれば夫は死罪になりかねないと思い、こっそりと落し物としてお上に届けてしまったんです。

―― 勝は?

瀧: 全く怒ることなく、「あの時、道を踏み外しそうになっていた自分を救ってくれたのはお前さんが財布を隠してくれたからだ」とその機転に深く深く感謝します。落語って本当にいいもんですね

―― おお。

瀧: 感動した妻は夫の長年の頑張りをねぎらい、久しぶりのお酒を勧めます。そこで勝が一言。

―― なんと?

瀧: 「よそう。また夢になるといけねえ」

―― お後がよろしいようで。


【結論】 宝くじで1億円当たった人の末路は?
 一家離散、貧困化、人生の目的喪失……ろくなことにはならない
 (注)瀧さんの言う“準備”をしておけば大丈夫です

 【解説】 宝くじは、数あるギャンブルの中でも、ものすごく割に合わない“賭け事”です。

 1枚買って7億円が当選する確率は約1000万分の1以下で、交通事故で死ぬ可能性よりはるかに低く、99・999……%の人は、生涯買い続けても1等などまず当たりません。おまけに、控除率(購入代金に占めるテラ銭の比率)は約50%と、競馬や競輪(約25%)も真っ青の高さ。召し上げられたテラ銭は、販売経費を差し引かれた後、地方自治体に分配されることから、経済学の世界では「宝くじ=愚か者に課せられた税金」と定義する人もいます。

 それでも、多くの人が今日もせっせと宝くじ売り場に列をなすのは「万が一にも当選すれば、その日から一発逆転、バラ色の人生が待ち受けている」と信じて疑わないからです。が、マネーの専門家はそんな幻想を真っ向から否定します。瀧さんの話をまとめると、


外れ⇒お金と時間のムダ⇒ろくでもない
当たり⇒親族トラブル、かえって貧困化、やる気の喪失⇒ろくでもない


 当たっても当たらなくてもろくでもない末路になるなら、「そもそも宝くじは買わないという選択が正しい」という結論にならざるを得ません。瀧さんが言う“当選が招く不幸”は決して大げさではなく、実際に2005年には、サマージャンボ宝くじの1等2億円に当選した岩手県の女性が、交際相手の男性に殺害される事件が起きています(判決は懲役15年)。

 

 

■「宝くじ」を買う度胸があるなら、「ルンバ」を作れ

 にもかかわらず、日本での宝くじ人気は依然高く、過去1年で1回以上、宝くじの購入経験がある人は推計で約5600万人もいるそうです。年齢別では40~50代の中高年が多いとのこと。

 自分で稼いだお金をどう使おうと個人の自由ですが、不思議なのは、1000万分の1の確率を信じて宝くじ売り場に並ぶ“勇猛果敢”な日本の中高年が、会社の中ではとても挑戦意欲の低い保守的な上司だったりすることです。あなたの会社にも、新しいことへの挑戦を嫌がり、部下のアイデアを潰してばかりいる中高年上司はいませんか。

 日本の産業界では、2000年代以降、ITや家電分野で日本企業が世界に先駆けて新しいものを作れなくなりました。その背景には、バブル崩壊後、急速に進んだ「過剰なリスク回避主義」があると言われています。

 皆さんは、日本の家電メーカーがロボット掃除機をなかなか開発せず(作れる技術はあったのに)、米アイロボット「ルンバ」の後塵を拝した理由をご存知ですか。

 「ロボット掃除機が仏壇のろうそくを倒して火災になるリスクを重視したため」(大手家電メーカー幹部)だそうです。

 先祖に祈りを捧げようと仏壇に火を灯しながら、すぐに外出を思い立ち、出かける前になぜかろうそくを消さず、一方で「ルンバ」のスイッチを入れる――。そんな人が日本に一人もいない、とは言いません。でも、いくらなんでも心配しすぎ(リスクの過大評価)と思うのは私だけではないはずです。

 人生もビジネスも「リスクを取ってリターンを取りにいく作業」の繰り返し。その際、何より大事なのは、目の前のリスクとリターンを正確に見極めることです。リスクもリターンも過大評価していては、人生も仕事もろくなことにはなりません。


 リターンを過大評価⇒1000万分の1 の幸運を信じて宝くじを生涯買い続ける
 リスクを過大評価⇒仏壇が燃えるかもしれないのでロボット掃除機を開発せず新市場をみすみす海外企業に明け渡す

 とりあえず、「めったに起こらない幸運」を待ちわびるのも、「めったに起こらない不運」を恐れるのも、今日からやめてみる。それだけで、落語『芝浜』の主人公・勝のように、人生やビジネスの可能性がぐっと広がる気がしますが、いかがでしょうか。

 

 

日経DUAL

億万長者誕生させた福娘や「奇跡の売り場」の教え

5月10日から発売される「ドリームジャンボ」は1等・前後賞合わせて7億円(17本)。同時に1等1億円(24本)の「ドリームジャンボミニ」も売り出される。一攫千金を夢見る宝くじファンに宝くじ評論家・山口旦訓氏が勧めるのは「幸運を呼ぶ福娘」がいる売り場である。彼女たちを味方に付けて億万長者を目指したい──。

 

 70年を超える宝くじの歴史の中には、“代替わり”をしながらも人々に福を届けてきた伝統ある売り場がある。

 

「億万長者を生み出してきた老舗売り場は、“看板娘”や“開運おばあちゃん”など女性が店を切り盛りしているケースが少なくありません。幸運を“産む”のはやはり女性の力のようです」(山口氏)

 

 そんな“女神”のいる売り場の中でも、母娘2代で大当たりを振る舞ってきた“福娘”を紹介する。

 

 1人目は、店頭に「開運・亀の子たわし」が飾られていることで有名な『亀戸駅前北口売り場』(東京)の加藤美奈子さん(48)だ。

 

 1999年から2012年までの14年間で11人の億万長者を誕生させてきた同売り場に座っていたのが美奈子さんの母・礼子さん(74)だった。だが、2013年に礼子さんが体調を崩し、美奈子さんにバトンタッチ。しばらくは大当たりから遠ざかっていたが、昨年のオータムジャンボで1等・前後賞5億円を出した。

 

「母の時代は大当たりを連発していたので引き継ぐプレッシャーは大きかったですね。だから昨年5億円が出たときはホッとしました。母からは“掃除は一生懸命しなさい”と口酸っぱく言われています。『特に店頭のガラスはしっかり拭きなさい。いくら笑顔でいてもガラスが汚れていたら気持ちが伝わらない』と。母の教え通り、いつもガラスはピカピカにしています」(美奈子さん)

 

 続いては、兵庫県神戸市にある『西神プレンティ二番館』の古山ゆかりさん(43)。市内に27店舗を構える宝くじ販売会社の3代目にあたる。

 阪神・淡路大震災の前年(1994年)にオープンした同店は、震災直後のドリームジャンボで1等1億3000万円を出して「奇跡の売り場」と呼ばれ、以来“億当せん”は11本を数える。

 

「子供の頃から母(トエ子さん・72)の膝の上に座って、売り方を見てきました。母は換金に訪れたお客さんに『その運を次の宝くじにも活かしましょう』と積極的に声をかけて、もう一度宝くじを買ってもらうなど、商売上手でした(笑い)。そんな母を見習って、私も『当たっても、外れても気持ちよく、また来ていただく』を目標にしています」(ゆかりさん)

 

※週刊ポスト2017年5月19日号

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グリーンジャンボ 都知事にあやかる実績ファースト売り場

2017年最初のジャンボ宝くじである「グリーンジャンボ宝くじ」の発売が、2月22日からスタートする。

 

 1等・前後賞合わせて5億円。今年はこれに加えて1等5000万円の「グリーンジャンボミニ」も同時に発売される。一攫千金の大チャンスを掴むヒントを、ノリにノッてる“あの人”が教えてくれた──。

 史上最高当せん額の10億円(1等・前後賞)だった2016年の「年末ジャンボ宝くじ」。本誌は“山ちゃん”の愛称で知られる宝くじ研究家・山口旦訓氏がオススメする、全国10か所の“神ってる”激ツキ売り場を紹介した。そのひとつである北海道札幌市の『大通地下CC(チャンスセンター)』から1等が飛び出した。

 

 山口氏は謙遜しながらも、的中理由をこう明かした。

 

「年末ジャンボの1等は全国で16本。そのうちの2本が北海道から出ました。近年、5大ジャンボ(グリーンジャンボ、ドリームジャンボ、サマージャンボ、オータムジャンボ、年末ジャンボ)の1等当せん実績で、東京、大阪、愛知の3大都市に続く結果を残しているのが北海道なのです。

 

 2016年は北海道新幹線開通に、日本ハムファイターズの優勝、コンサドーレ札幌のJ1復帰、北海高校の夏の甲子園準優勝など、明るい話題が多かっただけに、運気上昇を読み切ったのが的中の要因かもしれません」

 

 運気上昇の気配をいち早く掴むのが当せんの鉄則だ。ならば、今度の「グリーンジャンボ」はどの売り場で購入すればいいのか。絶好調の山ちゃんがさらに続ける。

 

「今年を語るうえで欠かせないのは、“グリーン”をイメージカラーとする小池百合子・東京都知事です。グリーンジャンボの販売元は全国自治宝くじ事務協議会で、会長を小池都知事が務めており、縁も深い。この“縁”に乗らない手はありません。

 

 またグリーンジャンボは、福島県郡山市の『みずほ銀行郡山支店』で2015年、2016年と2年連続で1等が飛び出したように、一度高額当せんが出た売り場から2度目の大当たりが出るケースが多い。“都民ファースト”ならぬ“実績ファースト”で売り場を選ぶといいでしょう」

 

 

そこで、山ちゃんおすすめの「激ツキ売り場」をいくつか紹介しよう。

 

◆大通地下CC(北海道札幌市)

 明るい話題続きの北海道は宝くじも大当たりの連続。2016年の年末ジャンボで1等、年末ミニでも1等を出した。グリーンの実績は2012年の1本だけだが、「北国の春は遅いので……」などといわずに、今年最初の億はグリーンで出す。

 

 

◆池袋東武ホープセンター店(東京都豊島区)

 隣接する1号店と2号店合わせて、12年連続で億万長者を出し続けている。 都内で屈指のラッキー売り場だ。でも、しばらくグリーンは億が出ていない。この町が地盤の小池都知事にあやかって……今度は出るぞ!

 

 

◆名駅前CC(愛知県名古屋市)

「グリーンに強い名駅前」といわれてきた。2005年から2014年までの10年間にグリーンで当店が出した1等の本数は10本。だが、ここ5年間で見るとライバルの西銀座CCに負けている。名誉回復のため、一挙に2本以上の1等を目指す。

 

 

◆夢ステーションうめだ北店(大阪府大阪市)

 グリーンにはめっぽう強く、ここ5年間では2013年と2016年の2度出している。「なぜ?」と思ったら、理由があった。梅田さん、松本さん、森本さんと「グリーン」に纏わる名字の販売員が多数。昨年はオータムと年末で2等を出しており、今度のグリーンも期待だ。

 

 

◆八丁堀CC(広島県広島市)

「神っている」旋風が吹き荒れた2016年。そのお膝元の当店からも、年末ジャンボで1等が出てほしかった。しかし、再びチャンス到来だ。中国地方の代表売り場としてのメンツにかけて、今度のグリーンでは1等を出して「さすが、神ってる」と言わせてくれ。

 

 

◆姶良グラードCC(鹿児島県姶良市)

 1989年に開店の普段は地味な店だが、グリーンではこの地域は県内どころか、九州一のツキがある。2015年に1等を出し、市内の別の売り場でも2013年に1等が出ている。2年ごとに当たりが出ており、今度のグリーンは「当たる番」。

 

 

※週刊ポスト2017年3月3日号

年末ジャンボ 10億呼んだのは“おかねさん”のいる売り場!

 

「10億円が出たと聞いたときは、ホンマにほっと肩の荷が下りた気分でした」

 こう話すのは「大阪駅前第4ビル特設売場」の販売員・岡根真弓さん。岡根はひらがなで書くと「おかね」。まさに縁起がよい名前で、本誌年末ジャンボ特集企画「億を招く福名販売員」では、そのひとりとして紹介したばかり。本誌既報どおり「おかねさん」の売り場から10億円が出たのだ!

「あの記事を見て『おかねさんから買いたい』という人がたくさん見えました。『この前ここで買って億を当てたばかり。今回はお礼参りで買いに来たよ』というおじいさんと会って、握手してもらったのはいい思い出。今回の10億円はバラ売りだったので1等7億円、前後賞1億5,000万円が2人と、億万長者が3人誕生したと思います」(岡根さん)

 ほかの売り場で注目と言えば、札幌市から2本の1等が出たこと。なかでも「大通地下チャンスセンター」はジャンボと併売されたミニ1億円、プチ1,000万円の1等も出て、トリプル1等!これは「西銀座チャンスセンター」「名駅前チャンスセンター」と並んで全国で3売り場だけという快挙だ。

「昨年、札幌ではプロ野球で日ハムが日本一、サッカーではコンサドーレ札幌がJ1昇格と上昇ムード.販売員のなかに昨年、札幌ドームでの日ハム戦をすべて応援しにいったという強者がいて、彼女が売り場に勝運を呼び込んだのかも(笑)」(大塚正明店長)

 強運と言えば、東京都「ジョイフル本田瑞穂店」は昨年4月にロト7で1等8億円が出て、そして今度は10億円!各地で起きた「10億円の奇跡」。次のグリーンジャンボ(2月22日から発売)で奇跡を呼ぶのは、どの売り場だろうか?

宝くじ高額当せん者だけに配布される冊子に書かれた「驚愕の注意点」…不幸なトラブルも多数

 

毎年11月下旬から12月下旬にかけて発売される「年末ジャンボ宝くじ」。2016年のその1等は7億円で25本(第704回全国)。前後賞はそれぞれ1億5000万円で50本もある。

 

 前後賞は同じ組で末尾の数字が1つ違うだけだから、連番で購入すると、前後賞も合わせてトータル10億円が期待できる、まさにビッグチャンスとなっている。大みそかに東京・赤坂ACTシアターで抽選が行われたが、当たった人は素晴らしい初夢が見られただろう。

 

 10億円が当たったら、年収2,500万円の生活が40年続く。月額650万円の家賃がかかるというトランプタワーに12年間住み続けることもできるし、豪華なクイーン・エリザベス号での世界一周も夫婦で60回以上(一人780万円×2)周遊できる。

 

 これまでの価値観や金銭感覚が一変しそうだが、今回のコラムでは、もしも宝くじに当たった場合にどうする? どうなる? をまとめてみた。

 

 

●必要でない限り、まとまった当せん金は口座振り込みに

 

 まず、自分が購入した宝くじが当せんしていたとなると、一刻も早く受け取りに行きたいのがヒトの性(さが)というものだろう。

 1万円以下なら全国の宝くじ売り場や受託銀行であるみずほ銀行の窓口(詳細は宝くじ券の裏面に記載)で換金できる。1万円超の場合は銀行等になるが、「5万円マーク」が表示されている宝くじ売り場なら5万円まで換金可能だ。

 

 50万円の当せん金を換金する場合、運転免許証や健康保険証など本人確認ができるものを持参するのをお忘れなく。100万円超なら、それに印鑑も必要になる。当日換金できる金額は100万円まで。それ以上は後日現金受け渡し、もしくは振込になる(みずほ銀行本店は、一定額以上なら当日全額受け取れる場合もある)。

 10億円当たったら、目の前に札束がどれくらい積み重なるのか見てみたい気持ちはあるものの、防犯上の観点などから、必要に迫られない限り、銀行などでは振込をお勧めされるはずだ。

 

 

●高額当せん者だけがもらえる冊子がある!

 

 さらに1,000万円以上が当たった高額当せん者は、当せん金以外にある冊子を渡される。タイトルを『【その日】から読む本 突然の幸福に戸惑わないために』(以下、『その日から読む本』)という。

 高額当せん者しかもらえないこともあり、その希少性から幻の本とも呼ばれているらしい。先日見かけたネットオークションでは3~4万円で落札されていてびっくりした。ちなみにこの冊子は無料で配布される。高額な宝くじが当たった上に、無料でもらったものを売買してさらに儲けようとは、人間の欲というのはキリがない。

 

『その日から読む本』は、「今すぐやっておきたいこと」「落ち着いてから考えること」「当面の使いみちが決まったら考えること」の3部構成となっており、時系列的に具体的なアドバイスが書かれている。

 高額な当せん金を手にして、詐欺や財産トラブルなど不幸な目にあうことのないよう、ジャンボ宝くじの当せん金が大幅に引き上げられたのに伴い、01年から全国の都道府県と指定都市で配布が開始された。

 

 作成には、弁護士や臨床心理士のほか、筆者と同じファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家の意見が参考にされている。

 実は、ちょうど作成に携わったFPが知り合いだったこともあって、発行された当初に冊子を読ませてもらったことがある。

 

「だれに話をするか」「だれに分与するか」「当せんして何が変わるか」など、大金を手にした人が知っておきたい、あるいは考えるべきさまざまな事柄が、詳細かつ丁寧に解説されたハンドブックだ。
全体の感想として「慌てるな」「興奮するな」「神経質になるな」といったトーンに終始し、大金を手にすることになったけれども、とにかく落ち着けということなのだな、と笑ってしまった覚えがある。

 

 当せん金の使い道や資産運用、遺言の書き方なども網羅されているので、高額当せん者はこれをしっかり読んで実践できれば大丈夫なのではないだろうか。

 

 

●なぜ宝くじの当せん金は非課税なのか?

 

 宝くじは1枚300円。当せん金額が高額でなくとも、100万円でも当たればうれしいに違いない。前述の冊子を手にすることがない人も税金について最低限知っておこう。

 よく知られていると思うが、宝くじの当せん金に「所得税」「住民税」はかからない。10億円だったら、全額が丸ごとそっくり受け取れる。

 

 所得税の最高税率は、15年分以降、課税所得4,000万円超は45%に引き上げられており、一般的な所得なら半分近くが税金に消える。

 

 宝くじの場合、「当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない」(当せん金付証票法13条)と法律上も明記されているのだ。課税する立場からすると、宝くじ全体で、払い戻しは販売額の半分以下であり、売り上げのほうに課税した方が税収は高くなる。すでに、売り上げから税金等を先に引いているのに、その中から出てくる当せん金に課税すると二重課税となってしまうため、受け取った当せん金には税金がかからない仕組みとなっている。

 

 

●気前よく当せん金をプレゼントすると贈与税がかかることも

 

 ただし、税金の心配をまったくしなくても良いわけではない。当せん金自体には税金はかからないが、それを身内や知人・友人などに分けると「贈与税」がかかる可能性があるからだ。贈与税は、暦年(その年の1月1日から12月31日まで)の間に贈与により取得した「(課税価格-基礎控除)×税率―控除額」で計算される。

 

 15年以降、贈与税の税率は、祖父母や父母などの直系尊属から20歳以上の子や孫などへ贈与した場合の「特例贈与財産」に対する特例税率と、それ以外の贈与(兄弟間、夫婦間など)の場合の「一般贈与財産」に対する一般税率に分けて計算されることになっている。

 

 たとえば、父(50歳)が当せん金から1億円を子(25歳)に贈与した場合、贈与税額は4,799.5万円で、実際に渡せるのは5,200万円ほど。同じ子どもでも20歳未満の子に贈与した場合、贈与税額は5,039.5万円にアップし、手取りがさらに減る。

 

 家族などへ宝くじの当せん金を贈与するときは、住宅取得等資金や教育資金、結婚・子育て資金など、所定の要件を満たす贈与に関してはさまざまな税制上の特例が設けられているので、賢く活用しよう。

 

 

●当せん証明書などは必ずもらっておくこと

 

 さらに贈与について注意すべきは、共同購入した宝くじが当せんしたケースである。

 宝くじが当選した場合、当せん金は共同購入者全員で受け取ったという証明を必ずもらっておこう。代表して受け取った人が後で山分けしたら、贈与とみなされて、贈与税の対象となる可能性があるからだ。

 証明書が必要なのは、これだけではない。たとえば、宝くじの当せん金でマイホームを購入するという人は多いだろう。すると、購入後に税務署から「お尋ね」が来ることがある。要するに、マイホームを購入するにあたって、住宅購入資金をどのようにまかなったか、の確認が来るわけである。

 この場合、宝くじ高額当せん証明書を発行してもらって、それを示せば問題ない。これは高額当選で得たお金の出所を明確に証明してくれるもので、当せん金を受け取った銀行で発行してくれる。

 いずれにせよ、高額当せん者は、今後の贈与や相続なども含め、お金の流れをチェックされ続ける可能性があることは念頭に置いておきたい。

 

 

●買わなければ当たらない?

 

 当然のことながら宝くじは買わなければ当たらない。しかも確率として、継続的に購入しなければ、当せんの確率は下がる。

© Business Journal 提供

 

 

 個人的に、競馬、競輪、競艇、海外カジノなどなど、一通り経験はあるものの、賭け事が肌に合わないのか、大きく外れもしなければ当たりもしない。まったく娯楽としては、おもしろくない賭け方しかできないので、宝くじも積極的に買おうとは思わない。

 

 しかし、そんな筆者のようなギャンブルに興味がない者でも夢を見ることはできる。地方銀行など宝くじと定期預金がセットになった「宝くじ付き定期預金」を利用する方法だ。

 

 銀行によって預け入れた金額ともらえる宝くじの枚数や種類は異なるが、スルガ銀行の場合、300万円1口の3年定期で年末ジャンボやドリームジャンボなどが10枚受け取れる。同行では、日本一といわれる「西銀座チャンスセンター」ですべての宝くじを購入しており、宝くじの種類もバラ、連番など4つのコースから選べるというのも楽しい。ほかにも、わざわざ神社で当せん祈願を行うという銀行や、すでに10人以上もの億万長者が出ている銀行もあるという。

 

 マイナス金利の影響で、魅力的な金利の商品が不在の状態が続く昨今だが、大きな夢を見ることができる金融商品もあるということだ。


(文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー)

 

ビジネスジャーナル から転載

 

 

「宝くじの当せん金」税金の“落とし穴”とは?

年末の風物詩のひとつが、宝くじ。億万長者を夢見て購入する人もいるだろうが、その夢の一端を担っているのが、「当せん金には税金がかからない」という嬉しい事実! しかし、当せん金は「収入」になるのでは? たとえば、公営ギャンブルである競馬で50万円超儲けると、税金(所得税+住民税)の課税対象となるようだが、なぜ宝くじは非課税に…? そんな疑問を、すばる会計事務所の副代表税理士の田中延幸さんに聞いた。

■当せん金が課税されない理由とは?
「宝くじは、課税対象ではない“非課税所得”として法律で定められています。なぜなら、宝くじは、購入した時点で、すでに源泉徴収されているようなものだからです」(田中税理士)

宝くじは、地方自治体が販売元となり、販売業務などを銀行などに委託。地方自治体には、販売額から当せん金や印刷などの経費を除いた約4割が収益金として納められる仕組みなのだという。

「この収益金は、少子高齢化対策や防災対策などの公共事業費や社会貢献広報費に充てられます。これらが税収として考えられているため、宝くじが当たってもはずれても、購入した時点ですでに税金を納めているといえるのです。そのため、当選者に所得税をかけると二重課税になってしまいます。一方、競馬の馬券は、購入時点での税金が計算されていないため、課税対象になります」

●「住民税にはかかる!?」噂の真相とは
購入時点で、税金を納めているようなものだという理屈はわかったが、競馬で得た収入は「所得税+住民税」が課税の対象となる。宝くじは「所得税はかからないが、実は住民税はかかる」といった落とし穴があったりして?

「住民税は地方税法に定められており、その法律にも宝くじは非課税所得として記載されているため、住民税の課税には該当しません。そもそも、所得税にかからないのに、住民税にだけかかるという所得はありませんよ」

所得税も住民税もかからず、当せん金がまるまる自分のものになるなんて! まさに夢のような話だが、田中税理士によると、ひとつ気をつけたいのが「贈与税」だ。当せん金を受け取った後に、そのお金を誰かに贈与した場合は、「贈与税」がかかる。「3億円当たったら、1億円は両親にプレゼント」…といった親孝行が仇となる可能性があるので要注意だ。ちなみに1億円を贈与した場合(一般贈与財産)、その税率は55%。基礎控除はあるものの、およそ5000万円を税金として支払わなければならない。

とはいえ、贈与税さえ気をつけておけば、大きな夢が膨らむ宝くじ。当たる確率はわずかとはいえ、一発当たればアーリーリタイアも夢じゃない…一攫千金、目指してみる?

(村山 伸/H14)

(R25編集部)

『年末ジャンボ宝くじ』販売開始 都内54年ぶり11月初雪も銀座に600人の列

 

今年最後のジャンボ宝くじとなる『年末ジャンボ宝くじ』が24日、全国で一斉に発売され、東京・西銀座チャンスセンター(中央区)には600人の列ができた。今年は1等賞金が7億円。1等の前後賞が各1億5000万円で、1等・前後賞合わせて10億円となる。


 今回は1等7億円が25本、前後賞1億5000万円が50本、2等1500万円が500本、3等100万円が5000本、用意されている。

 また、同日発売の『年末ジャンボミニ1億円』では、1等1億円が105本、2等100万円が3000本。『年末ジャンボプチ1000万円』では、1等1000万円が1000本、2等1万円が20万本。全3種の同宝くじは、12月23日まで発売され、運命の抽せんは12月31日に行われる。

 同日は、都内で1962年以来54年ぶりに11月の初雪を観測。同店がある銀座・数寄屋橋交差点付近には早朝から防寒対策をした人たちが行列に加わった。記録的な初雪に見舞われ、板橋区在住の40代男性は「いつも並んで買っています。今年は悪条件のなかなので宝くじだけに“運”を集中できてる気がしますね。期待しながら買いたいと思います」と例年以上の“執念”をかいま見せた。

 午前8時30分、「宝くじ幸運の女神」を務める達家愛理さん、高山友里さんの「これより発売を開始します!」の掛け声で一斉に販売が開始。行列に並んだ購入希望者たちは“億万長者”への期待に胸を膨らませながら売り場に歩みを進めていた。

 この日行われた発売記念イベントにはタレントの所ジョージ、俳優の綾野剛も出席。所は「雨でも雪でも皆さんイベント前から並んでいてすごいですね」と目を丸くしつつ「なんかありそうな気がしていいんじゃない」と、異例の初雪を歓迎していた。

 

 

オリコン 11/24(木)

みずほ銀行も気づかなかった「高額当せんトップ3常連の最強星座」

 

みずほ銀行も気づかなかった「高額当せんトップ3常連の最強星座」が判明

 

 みずほ銀行宝くじ部が、1年間に宝くじで1000万円以上の当せん金を受け取り、アンケートに回答した人についてまとめているのが『宝くじ長者白書』。週刊女性が過去10年分のデータ(9549人)を独自分析したところ、星座に関する驚くべき結果が。

 

 みずがめ座が圧倒的に強い!! この10年間での総当せん者数が1位であると同時に、年別の12星座ランキングでも1位を6度、2位を3度も獲得している。10年間でトップ3にめったに入らない星座も多々ある中で、尋常でなく高額当せんをゲットしていることが判明。

 

 一方で比較的、高額当せんとはご縁が薄かったのは、ふたご座だった。

「年別に見てみると、みずがめ座が飛び抜けて多いわけではないはずなんです。平均的に、どの星座も当せんしています。ただ、10年分になると、こんなに差が出ていたんですね。12ある星座のうち、みずがめ座だけが常時トップ3に入っているとは……。われわれとしてもびっくりです」

 とは、みずほ銀行宝くじ部の土屋修さん。

「原因や理由はわかりませんが、それこそ、星占い的に“みずがめ座は金運がいい”とか、もしかしたらあるのかもしれないですね」

 

 次なるジャンボは『オータムジャンボ宝くじ』。9月26日から発売され、1等・前後賞合わせた賞金額は5億円。みずがめ座のみなさんは購入してみては??

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人気風水師が選ぶ「日本の金運パワースポット」

 

運をアップさせるのに最も簡単で即効性があるのが方位。九星気学による星によって、良い方角(吉方・きっぽう)は毎月変わります。同じ旅行をするのでも、方位と距離によって運勢に差が! 正しい知識と行動で面白いように仕事もお金も回り出す。その具体的な方法とは? All About・北海道ガイドで風水師として活躍する大谷修一さんにおうかがいしました!

 



■地球ツボ「龍穴」にパワーが滞留している

 


東洋医学の鍼灸や指圧には経絡という概念があります。経絡は生体エネルギーすなわち「気」が流れていて、その流れのところどころに経穴と呼ばれるツボがあります。

地球も一つの生命体として考えるならば、やはり同じように気が流れている。これを中国の風水では「龍脈(りゅうみゃく)」と呼ぶのですが、そのところどころに龍が休む=エネルギーがたまる場所があります。これを「龍穴(りゅうけつ)」と称し、経穴と同じように大地のツボとされています。

パワースポットとは良いエネルギーが集結している場所ですが、この龍穴こそ良いエネルギーが滞在するゾーン。そこに行くだけでエネルギーをもらうことができるのです。

じつは京都は風水的にみると非常に気の力が満ちているスポット。というのも北に北山、東に比叡山、西は嵐山と山があって3方向がブロックされ、エネルギーが満ちやすい地形なのです。

1000年間続く都を作ろうと、当時の陰陽師たちが方位や地形を調べ上げた結果、もっともよいとされた場所が京都。ですから日本有数のパワースポットであることに間違いはありません。

パワースポットを訪ねることで自分の直感力が高まったりやる気が出たりします。その結果、仕事や対人関係がスムーズに運び、結果的に金運につながってくる。方位自体も大事ですが、このようなエネルギーの強い場所を訪れることも大事。特に旅先ではふだんなかなか訪れないパワースポットをできるだけまわることをお勧めします。

■金運アップのエネルギーがチャージできるスポットを訪ねよう!

 


日本の国内のパワースポットは京都をはじめいくつかありますが、とくにパワーが強いと思う場所を挙げてみましょう。まずは私が現在住んでいる北海道はパワースポットの宝庫と言ってもいい。

まず意外なパワースポットが札幌です。羊蹄山から流れる二つの龍脈が北海道神社の開拓神社で合流。そこで合体した強大な龍脈が札幌市内に流れ込んでいます。京都と同じように札幌の街自体が巨大なパワースポット……というより「パワーゾーン」です。

あとは知床五湖。知床連山を背景にエネルギーを溜め込んだ湖の周りを散策するだけでパワーがみなぎります。ちなみに水のある場所というのは基本的にエネルギーが滞留しやすい場所とされています。その意味で洞爺湖や阿寒湖のヤイタイ島などもパワーが満ちている場所。

ヤイタイ島は湖の真ん中に浮かぶ小さな島で、なかなか旅行者はいけないのですが、島に上陸するととても気分が晴れやかになり、エネルギーに満ちていてピリピリと全身に感じることができるほどです。

パワースポットで良い気を取り入れれば、まず体調や気分がよくなります。そしてなぜか笑顔が自然にあふれて、人間関係も良くなる。それが運やツキを呼び込むことにつながっていきます。

金運という意味で非常に強力なスポットの一つが宮城県石巻の金華山。洋上に浮かぶ小さな島ですが、島全体が黄金山神社の神域となっています。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられ、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあるほどです。

いずれにしても金運アップの力が強いのは、弁財天(弁天様)や竜神信仰、蛇亀様を祭る場所とされます。そのような場所を中心に周るのも金運アップには効果があるでしょう。

ただし、その際に注意することがあります。「お金持ちになりたい」「お金がほしい」とストレートにお金のことばかりお願いしないこと。お金に執着があるとむしろ金運は逃げていくのです。

そうではなくてただ自分の気持ちを整理したり調整したりする気持ちで淡々とお祈りをする。すると自然に気のパワーが身について、良い方向に向かっていきます。さらに家族の幸せや周りの人のことをお祈りする。

自分のことばかりをお願いするガツガツした態度を神様は最も嫌われるのです。いずれにしてもサラリと何気ない感じで、粛々とお祈りするのが神様仏様に対する向き合い方の基本姿勢だと考えてください。

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サマージャンボ宝くじ発売

 

関西テレビ

1等と前後賞あわせて7億円が当たるサマージャンボ宝くじが6日から全国で一斉に発売されています。

大阪駅前第4ビルの特設売り場では、午前8時の発売開始と同時に、訪れた人たちが次々と宝くじを買い求めていました。

ことしは1等の5億円が23本用意されていて、前後賞の1億円とあわせると最高で7億円が当たります。

【購入した男性】
「私としては復興ね、熊本の復興を何とかしなあかん。寄付して後は老後に回します」

 


【購入した女性】
「孫が大学行ってお医者さんになるためのお金」

サマージャンボ宝くじは今月29日まで販売され、結果の抽選は来月9日に行われます。

宝くじ高額当選の名所「西銀座チャンスセンター」工事のため3月末まで閉鎖

宝くじ発売初日などに長蛇の列ができる、全国有数の宝くじ発売所として有名な東京・銀座の「西銀座チャンスセンター」が、年明けから閉鎖されている。窓口前の造園工事のためだが、工事期間は3月末までで今月下旬に発売開始の「グリーンジャンボ宝くじ」には間に合わない。現在、近くに設置した仮設店舗で営業中で、同センターでは新たな行列対策を準備中。「変わらず宝くじは売っているので、ぜひお越しください」としている。(高柳 哲人)

 全国から夢を求めて多数の宝くじファンが集まる西銀座チャンスセンターは、3週間近くにわたりシャッターが閉まったまま。現在、“冬眠”に入っている。

 理由は、売り場前の「数寄屋橋公園」の造園工事。中央区環境土木部によると、「地面のタイル部分が破損し、水がたまるので利用しづらい」などの声が上がったことから改修を決定。工事は公園周囲を壁で囲い、1月12日から3月31日まで続けられるため、窓口を閉鎖せざるを得なくなった。

 1981年に現在の場所に移転したチャンスセンターが、これまで閉鎖したのは2回だけ。前回の94年も公園の工事のためで、22年ぶりとなる。ただ、当時は「高額当選がよく出る」と知られ始めた頃。現在と比べると注目度は低かった。

 同センターには、全部で14か所窓口があるが、最も人気なのが「1番窓口」。売り場までの列は“億の細道”と呼ばれ、ジャンボ宝くじの発売初日や大安の日には、購入まで4~5時間かかることもあるという。そこまでしてファンが並ぶのは、「当選実績」があるから。2010~14年の5年間で、億万長者が38人、計68億円を手にしている。

 現在は、歩いて1~2分の西銀座デパート入り口前で、仮設店舗として営業中。窓口は4か所しかないが、後藤義久店長(63)によると「今の時期は、常連さんが中心なので問題なく営業できています」。通常の窓口を閉鎖したことに対する苦情なども届いていないという。

 ただ、問題は全国から購入者が集結するジャンボ宝くじの発売時。「グリーンジャンボ宝くじ」は今月24日から販売(3月18日まで)される。後藤店長は「今後、ホームページなどで周知を進めていく予定。窓口の数も増やし、お客様の列についてもシミュレーションの真っ最中です」とした。

 同センターは昨年のグリーンジャンボ宝くじでも1等(4億円)が1本当選。100万円も36本出ている。後藤店長は「お客様は『西銀座はたくさん宝くじが売れるので当たりがある』と思って来てくださる。売る窓口は違いますが、当たりがあるという可能性でいえば、いつもと変わりませんから」と呼び掛けていた。

宝くじ2000枚の購入者名乗り出る 栃木

日本テレビ系(NNN) 2月1日(月)13時16分配信

 

 

 去年末、栃木市役所で見つかった宝くじ2000枚について、警察は1日、「自分が購入した」と名乗り出た女性に返還したと発表した。

 この「年末ジャンボ宝くじ」2000枚は、去年12月、栃木市役所の駐車場で見つかり、「宝くじが当たりましたら大豪雨災害の被災者にお使いください」と書かれた市長あてのメモが同封されていた。

 警察は、遺失物として保管していたが、先月下旬に栃木市内に住む60代の女性が、「このままでは自分の気持ちが報われない」と名乗り出たという。

 女性は1日、返還された宝くじをそのまま栃木市役所に寄付したということで、当せん金の有無は栃木市役所が調べている。